内容紹介
猫の診療現場で獣医師がよく遭遇する100の主訴について，猫の診療のスペシャリストが解説！
『子猫を拾いました』から『体表にできものがあります』『療法食を同居の子が食べてしまいます』まで、猫の診療現場で臨床獣医師がよく遭遇する100の主訴について、どのように診療を進めていくのか、猫に精通したねこ医学会（JSFM）理事・実行委員総勢15名が解説！ 診察室に入る前に思い浮かべる情報、問診や診察の際に注目する事項、実施すべき検査のチョイス、飼い主へのワンポイントアドバイスまで、猫の診療に精通した臨床獣医師が診療にあたる際の思考回路が覗けるような内容となっている。
著者一覧
監修 服部 幸 （東京猫医療センター 院長）
著 井上 舞（ロイヤルカナン ジャポン）
入交眞巳（東京農工大学／どうぶつの総合病院）
岩井聡美（北里大学 小動物第2外科研究室）
桑原 岳（くわはら動物病院 院長）
佐藤藍子（ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社）
佐藤愛実（三鷹獣医科グループ）
諏訪部陽子（畑沢動物病院 院長）
瀬戸口明日香（JASMINE どうぶつ総合医療センター）
難波信一（マーブル動物医療センター 院長）
服部 幸（東京猫医療センター 院長）
東山 哲（ひがしやま動物病院 院長）
藤原亜紀（日本獣医生命科学大学 獣医放射線学研究室 准教授）
本間梨絵（日本動物医療センターグループ 原宿犬猫クリニック 院長）
松山富貴子（日本小動物医療センター 付属 日本小動物がんセンター）
山本宗伸（TOKYO CAT SPECIALISTS 院長）
目次
1章：飼いはじめるにあたってのトラブル
1 『子猫を拾いました』
2 『野生猫（成猫）を保護しました』
3 『ペットショップ（ブリーダー）で猫を買いました』
4 『新しく猫を迎えたいんですが先住の子がいて……』
5 『同居の犬・猫と仲が悪くて……」
6 『何を食べさせたらいいかわからなくて……』
7 『ノミ・マダニがついてました』『ノミ・マダニの予防がしたいです』
8 『便・吐物に虫が入ってました』
9 『室内で飼育していた猫が数日間脱走して戻ってきました』
10 『ケガしているようなので連れていきたいんですが捕まえられなくて……』
11 『ワクチンを接種したいです』『何年ごとに打てばいいですか？』
12 『マイクロチップを入れたいです』
2章：飼い続けるにあたってのトラブル
13 『散歩に連れて行きたいです』
14 『高齢になってきたんですが何か検査とかしたほうがいいんでしょうか？』
15 『健康診断をしたいです』
16 『フィラリアの予防はしたほうがいいですか？』
17 『処方された薬を上手く飲ませられなくて……』
18 『自宅での注射が難しくて……』
19 『食事の変更がうまくできません』『療法食を同居の子が食べてしまうんです』
20 『肥満で困ってます』『ダイエットさせたいです』
21 『猫から病気が人にうつらないか心配です』
3章：行動に関するトラブル
22 『夜鳴きで困ってます』
23 『猫に攻撃されて困ってます』
24 『落ち着かないみたいで大声で鳴きます』
25 『布をチューチュー吸ったりかじったりします』
26 『同じ場所をぐるぐる回っています』
27 『鳴き声がかわった気がします』『声が出ません』
28 『動物病院に連れて行くのが大変です』
29 『お尻を擦りながら歩いてます』
4章：繁殖に関するトラブル
30 『避妊・去勢手術をしたいです』
31 『避妊・去勢手術はしたくないんですけど……』
32 『自宅で繁殖させたいんですけど……』
33 『妊娠したみたいなので確認したいです』
34 『子猫がなかなか産まれません！』
5章：トイレに関するトラブル
35 『尿が出ないみたいで何度もトイレに行きます』
36 『水をたくさん飲むんです』
37 『トイレで尿をしてくれなくて……』
38 『尿が赤いです！』
39 『失禁・尿もれします』
6章：皮膚に関するトラブル
40 『皮膚にブツブツが出ています』
41 『皮膚が赤いです』
42 『かゆいみたいで体を搔いたり舐めてたりしています』
43 『フケが出ます』
44 『体表に毛玉ができるようになりました』
7章：耳に関するトラブル
45 『耳が気になるみたいで頭を振ります』『耳が臭いです』
46 『耳が脱毛してます』
8章：口周りのトラブル
47 『食事の好みが変わったみたいで……』
48 『食べるのが下手で上手くごはんが食べられません』
49 『口が臭います』
50 『歯が抜けそうです』『歯が抜けました』
51 『口が痛いみたいで気にしています』
52 『よだれが垂れています』
53 『鼻血が出ました』
54 『食べないんです』
9章：眼に関するトラブル
55 『眼の色がおかしいです』『眼が濁っています』
56 『眼が見えていないみたいです』
57 『眼脂・涙が出ます』
58 『眼に変な膜が出ています』
59 『眼の動きがおかしいです』『眼の大きさが違う気がします』
10章：痛みに関するトラブル
60 『体が痛そうです』
61 『高いところから落ちました！』
62 『喧嘩をしたみたいです』
63 『足を引きずっています』
64 『血が落ちていました』『どこかから血が出てるみたいです』
65 『歩き方がおかしいです』『ふらつきます』
66 『怪我をしました！』『車にはねられました！』
67 『爪が折れました』
68 『立てなくなってしまいました！』
69 『元気がなくてあまり動きません』
11：緊急性のトラブル
70 『意識がぼんやりしてるみたいです』
71 『呼吸をしていません！』
72 『呼吸が早くて苦しそうです！』
73 『胸水があるんですか！？』
74 『心雑音があるんですか！？』
75 『人間の薬・サプリメントを飲んでしまいました！』
76 『さっきおもちゃを食べてしまいました！』
77 『貧血があるんですか！？』
78 『輸血が必要なんですか！？』
12章：総合的に考えるトラブル
79 『脱水してるんですか！？』
80 『震えています』
81 『腹水がたまっているんですか！？』
82 『お腹が痛そうです』
83 『乳腺が腫れています』『乳腺にできものがあります』
84 『体が熱いです』『熱があるみたいです』
85 『吐きました』
86 『痩せた気がします』『食べるんですけど太りません』
87 『下痢・血便をしています』
88 『便が出ません』
89 『くしゃみをしています』『鼻水が出ています』
90 『咳をしています』
91 『尿の色がいつもより黄色い気がします』
92 『体表にできものがあります』
93 『お腹が張っています』
94 『体内にできものがあるんですか！？』
95 『顔の形が変わった気がします』
96 『体が冷たいです』
97 『鼻が乾いているんですけど大丈夫でしょうか？』
98 『痙攣しました！』
99 『運動するとすぐに疲れてしまうんです』『すぐに息が上がるんです』
100 『水を飲まないんです』『水を少ししか飲みません』
付録 正常な猫の状態・数値
海外に引っ越すにあたりに必要な書類・手続き 索引
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